「霧幻鉄道」福島・只見線を撮り続け 写真家の故郷への思い、映画に

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上田真仁

 豪雨災害で一部不通となっているJR只見線(福島県会津若松市~新潟県魚沼市)の復興を記録したドキュメンタリー映画「霧幻(むげん)鉄道 只見線を300日撮る男」が完成した。2011年7月の新潟・福島豪雨で大きな被害を受けた鉄路だが、今秋には全線開通の見込み。映画では、再び列車を走らせようとする人々の熱い思いが描かれる。

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 映画の主人公は、奥会津と只見線の写真を撮り続けている金山町の写真家、星賢孝さん(73)。年間を通じて絶景をカメラに収め、SNSのほか中国・上海や台湾での写真展や講演会で世界に発信している。

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