JR西、関西5府県で運賃値上げ 来年4月に99区間で 民営化後初

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箱谷真司 筒井竜平
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 JR西日本は29日、関西5府県の主要路線の運賃を来年4月から一部値上げすると発表した。値上げ率(通勤定期をのぞく)は平均5・1%で、10~40円高くなる。消費増税の反映をのぞけば、運賃の値上げは1987年の国鉄民営化以降で初めて。コロナ禍による鉄道利用の激減を受け、従来の運賃を維持できなくなった。

 対象は京都線、神戸線などの一部の99区間で、大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山にまたがる。99区間のうち、34区間は普通運賃と通勤定期(1、3、6カ月)を値上げし、65区間は6カ月の通勤定期のみ上げる。通学定期はいずれも据え置く。

 例えば大阪―高槻は260円の運賃を280円に、大阪―神戸は410円を450円に、天王寺―和歌山は870円から890円に値上げする。初乗り運賃は変わらない。

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 6カ月の通勤定期の値上げ幅…

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この記事を書いた人
箱谷真司
ネットワーク報道本部|大阪府庁
専門・関心分野
大阪・関西