2代目車両、早くも人気 伊予灘ものがたり試乗会

福家司
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 JR四国観光列車「伊予灘ものがたり」の2代目となる新車両の運行開始を来月2日に控え、愛媛県や報道関係者向けの試乗会が25日、JR予讃線松山―八幡浜間であった。

 夕日に映えるメタリック塗装が施された列車は、「夕日の美しい駅」で知られる観光名所、下灘駅で停車。大阪から訪れたという女性グループが「めっちゃラッキー」と喜び、記念撮影する姿も見られた。五郎駅では近所の人が扮する「たぬき駅長」が出迎え、大洲城や八幡浜のガソリンスタンドなど多くの場所から旗振りなどのおもてなし。沿線は菜の花が満開で、新たな車両を撮影する多くのファンの姿があった。桜の満開もデビュー時に重なりそうだ。

 日系ブラジル人の愛媛大留学生、浦塚カミラ彩さん(24)は「日本の原風景が間近に見られた。おもてなしを見て、この列車が地域の人たちに大切にされていることがわかった」と話していた。

 JR四国によると、大型連休前まで新設された個室はほぼ満室で、ほかの席も約8割が予約で埋まっているという。

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