4月から「富士山麓電気鉄道」に 富士急行、鉄道部門分社化
佐藤靖
富士急行(本社・山梨県富士吉田市)は、4月1日から、鉄道部門を創業時の「富士山麓電気鉄道」として分社化する。1日を中心に河口湖駅などでイベントを企画している。
1日午後2時から、同駅では「思い出ギャラリートレイン」の出発式が行われる。利用客らから寄せられた創業当時の写真や、富士急行線の思い出エピソード、沿線風景の写真などを電車内に飾る。
また、1日から3日までは、小学生が全線に無料で乗ることができる(中学生以上の同行を推奨)。下吉田駅では、硬券乗車券を発売する。
このほか、31日の大月駅発の終電と4月1日の河口湖駅発の始発に乗車する特別のミッドナイトツアー(有料、参加受け付け中)なども用意されている。内容は同社ホームページで確認できる。
同社は「これからも富士山のふもとで地域の皆様と歩み続けていく鉄道会社でありたい」としている。