仲邑菫二段 リーグ首位で打ち上げ 史上最年少の挑戦者目前に

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大出公二
仲邑菫二段、囲碁女流名人挑戦〝プレーオフ以上〟確定「少しは強くなったのかと」【第33期女流名人戦リーグ】=村上耕司撮影
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 中学1年生の囲碁棋士仲邑菫(なかむらすみれ)二段(13)が24日、第33期女流名人戦リーグで勝ち、5勝1敗の首位で全局を打ち上げた。仲邑を星一つ差の4勝1敗で追う2位の謝依旻(しぇいいみん)七段(32)が31日の最終対局に敗れればリーグ優勝が決まり、史上最年少の番勝負挑戦者として藤沢里菜女流名人(23)と対局する。謝が勝った場合は、2人のプレーオフになる。

 仲邑は今期、予選5連勝で初のリーグ入りを決め、7人が総当たりで争うリーグ戦でも女流五冠を独占したこともある謝や現役タイトルホルダーの上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(20)ら格上の棋士を次々に破り、首位に躍り出た。仲邑は「トップ棋士と打てるのがすごく楽しみでした。5勝もできるとは思ってなくて、ちょっとびっくりですけど、うれしいです」と話した。

 タイトルホルダーが挑戦者を迎え撃つ挑戦手合制のタイトル戦で、男女通してこれまでの最年少挑戦者は、14年の女流本因坊戦五番勝負に挑戦した藤沢の16歳。仲邑が来月開幕の女流名人戦三番勝負に出場すれば、13歳の挑戦者となり、藤沢の記録を大幅に塗り替える。

 仲邑は小学5年生の2019…

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