都心でサクラ開花 平年より4日早く、気象台発表

吉沢英将
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 東京管区気象台は20日、東京都心の桜が開花したと発表した。靖国神社千代田区)にあるソメイヨシノの標本木で午後2時、気象台職員が10輪咲いているのを目視で確認した。開花の目安は5、6輪。昨年より6日遅く、平年より4日早いという。昨年は観測史上最速タイだった。

 日本気象協会や同気象台によると、夏にできた花芽が一度休眠し、冬の寒さで目覚める「休眠打破」という現象が、冬にたびたび流れ込んだ寒気の影響で順調に進行。3月の高温傾向を受け、平年より早く咲いたとみられるという。

 17日には福岡市で開花しており、協会が同日に発表した予想では、名古屋市で21日、大阪市は23日の開花を見込んでいる。(吉沢英将)

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