地下を貫くトンネル、環境面で住民に不安 北陸新幹線の延伸計画

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河原田慎一
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 北陸新幹線新大阪駅まで延伸する計画に、線路が通る可能性がある京都の住民や自治体から、反対や懸念の声が上がっている。環境面などでの問題が指摘されているためだ。工事は2023年度初めの着工が目標だが、スケジュールは見通せなくなっている。

 京都府南丹市美山町には昔ながらの民家が山間部に立ち並ぶ「かやぶきの里」があり、国内外の観光客に人気が高い。そこから車で約10分の田歌地区。

 「長大なトンネル工事で暮らしと自然を破壊するなんて、まっとうな人間の考えることではない」

 鞆(とも)岡誠区長(59)…

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この記事を書いた人
河原田慎一
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
公共交通、イタリア文化、音楽