シニアも犬猫を飼いたい! 飼い主の「もしも」に備える仕組み

有料記事

田中章博

 コロナ下でペットを飼う人が増えています。犬や猫を飼うことは心身に良いと考えられる一方、健康に不安を抱えがちな高齢者には飼いにくい事情もあります。飼い主の「もしも」に備える「ペットのための信託」を取材しました。

ペットのためにのこす飼育資金

 「ペットのための信託」は、家族の一員として愛するペットのため、あらかじめ老後の飼育資金を確保したり積み立てたりするとともに、飼い主が病気や長期入院、死去といった「もしも」に遭遇した時に、安心して暮らす場を確保する仕組みだ。

 ペットと終生共に暮らしたいと願うシニア世代の支援のために設立されたNPO法人「ペットライフネット」(大阪市)は、8年前に「わんにゃお信託」を始めた。信託会社や定期預金を活用する五つの仕組みを用意する。

 将来の飼育費用を定期預金し…

この記事は有料記事です。残り1623文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら