山陽新幹線、開業50周年 岡山駅で式典

吉川喬

 JR山陽新幹線新大阪―岡山間が15日、開業から50周年を迎えた。JR西日本岡山支社や県内自治体の関係者らが記念式典で節目を祝った。

 山陽新幹線の新大阪―岡山間は1972年、岡山―博多間は75年に開業。50年間で延べ30億人(新大阪―博多間)が利用した。東海道新幹線とつながり、東京・名古屋・大阪・博多を結ぶ国内の大動脈となっている。

 開業当時は新大阪―岡山間が最速58分、東京―岡山間が4時間10分で結ばれていた。その後、車両開発が進み最高速度が向上したことなどから、現在は44分、3時間9分に短縮された。

 15日に岡山駅で開かれた記念式典には、平島道孝・岡山支社長や伊原木隆太知事、大森雅夫・岡山市長らが出席。岡山始発の東京行き「ひかり」を前に、テープカットをし、出発合図を送った。

 伊原木知事は「開業で岡山の町は一変した。岡山の宝である新幹線を使い、今後も地域を発展させていきたい」とあいさつ。報道陣の取材に、平島支社長は「コロナで厳しい状況だが、50周年を迎えられてうれしい。これからも中四国の発展に貢献していきたい」と話した…

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この記事を書いた人
吉川喬
ネットワーク報道本部|大坂駐在・大阪府庁担当
専門・関心分野
食、農業、漁業、地方行政