「中央とのパイプ」アピールの馳浩氏、初当選確実に 石川県知事選

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 任期満了に伴う石川県知事選は13日、投開票され、自民党前衆院議員の馳浩氏(60)が、前金沢市長の山野之義氏(59)、自民党前参院議員の山田修路氏(67)らを破り、初当選を確実にした。現職として最多の7期を務める谷本正憲氏は退任を表明し、過去最多の5人が、いずれも無所属で立候補していた。投票率は61・82%(前回39・07%)だった。

 日付が変わった14日午前0時10分すぎ、当選確実の知らせを受けた馳氏は金沢市内のホテルに集まった支援者らを前に、涙を浮かべながら、「自分の決めた道をまっすぐに進んできた。三つどもえ(の選挙)と言われてきたが、山田さんに対しても、山野さんに対しても感謝したい。県民が決めた知事であることは間違いないと思う。谷本知事の後継を目指して、しっかりと取り組んでいく。(選挙戦を戦った2氏との関係を)修復していくのも、私たちの知恵ではないか」などと述べた。

 また、高校の国語教員だった馳氏は報道陣から一句求められると、「動かそう 春の石川 新時代」と詠んだ。

 自民は今回、候補者の一本化…

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