ロシア非難の国連決議に「反対」 エリトリアってどんな国?

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ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 ウクライナに侵攻したロシアを非難し、即時撤退を求めた国連総会での決議案の採択に、ロシアを含む5カ国が反対票を投じた。北朝鮮やシリアベラルーシとともにロシア側に立ったのが、アフリカのエリトリア。いったい、どんな国なのか。

 エリトリアはアフリカ大陸北東部の「アフリカの角」と呼ばれる一角に位置し、紅海を挟んでアラビア半島に向き合う。外務省によると、国土は約11・76万平方キロ。北海道と九州を合わせたほどの広さだ。

 現在のエリトリアがある地域は、19世紀後半に進出してきたイタリアによって植民地として支配された。首都アスマラには植民地時代の街並みが残り、2017年には「アフリカのモダニズム都市」としてユネスコ世界遺産に認定されている。

 北朝鮮やシリア、ベラルーシとともにロシア側に立ったアフリカのエリトリア。いったい、どんな国なのか。朝日新聞のアフリカ特派員が解説します

 第2次世界大戦をきっかけにイタリアの支配を逃れ、1952年にエチオピアとの連邦を形成。しかし、62年にエチオピアに併合された。以降、エリトリアは約30年にわたって独立運動を続け、93年にようやく独立を勝ち取った。

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 その後も長く紛争が続いた…

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