保育中の園児「置き去り」、実態把握へ 厚労省が調査を開始

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石川友恵
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 保育園の散歩中、園児を公園などに置いたまま気づかずに戻ってしまうといった保育中の「置き去り」事案などをめぐり、厚生労働省は各自治体の把握状況に関する調査を29日に始めた。事案がどの程度発生しているかは分かっておらず、実態の把握を進める。

 同省によると、まず自治体側に保育施設で起きた「置き去り」事案を把握しているかどうかをアンケートする。その上で「把握している」と回答した自治体に対し、事案の具体的内容などを聞き取るという。

 朝日新聞の取材によると、「置き去り」など保育中に園児が一時的に所在不明になる事案は東京都に報告されただけで2017~20年度に94件。ただ、都でも認可園と都が独自に認定する認証園には報告を求めているが、求めていない認可外の施設もあり、全体像の把握は難しい状況だ。

 国は死亡などの重大な事故の…

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