【詳報】ウクライナ侵攻3、2月28日~3月1日(日本時間)の動き
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、両国の代表団による初の協議が開かれました。両代表団は近く2回目の協議を行うことで合意しました。ウクライナ情勢の最新状況をタイムラインでお知らせします。
(タイムスタンプは日本時間。括弧内は現地時間)
■■■日本時間3月1日■■■
23:30
ウクライナ財務相、窮状訴える
主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会合が1日夜、オンラインで開かれた。会合の冒頭には、ウクライナのセルヒー・マルチェンコ財務相が参加し、自国の窮状を訴えた。
会合後に記者団の取材に応じた鈴木俊一財務相によると、マルチェンコ財務相は約40分にわたり発言。ウクライナの厳しい状況を率直に語っていたといい、鈴木氏は「力による一方的な現状変更は認めないという強いメッセージを国際社会に与えるための制裁や、ウクライナへの支援について日本を含むG7に謝意が示された」と述べた。
この日の会合では、ウクライナ侵攻を巡るロシアへの対応を中心に議論。ロシア中央銀行の取引制限や、世界の金融機関の送金業務を担う国際銀行間通信協会(SWIFT(スイフト))からのロシアの銀行の排除といった制裁が、ロシア経済や金融市場に大きな影響を与えていることなどを確認した。G7が協調して制裁を科すことが重要だとしたうえで、さらなる行動を速やかにとることなどで一致した。ウクライナへの支援を強化していくことも確認されたという。
22:30ごろ(ジュネーブ14:30ごろ)
「避難民は67万7千人」国連難民高等弁務官
ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は1日、ウクライナの避難民の数が約67万7千人に上ることを明らかにした。およそ半数がポーランド、約9万人がハンガリー、約6万人がモルドバ、約5万人がスロバキア、約4万人がルーマニアといった隣国に避難したという。
22:20(モスクワ16:20)
ロシア軍のキエフ攻撃、激化の恐れ
ロシアのインタファクス通信によると、ロシア国防省は1日、ウクライナの首都キエフ中心部にあるウクライナ保安局などの軍事施設を攻撃するとして、近くの住民に退去を求めた。ロシアへの「情報攻撃」を防ぐ狙いという。
ウクライナに侵攻する中で…