「殺人者から給料もらうなどできない」ロシアの芸術監督、相次ぎ辞任
パリ=疋田多揚
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、モスクワのダンチェンコ劇場で監督を務めるフランス人ローラン・イレール氏が27日、辞職することをAFP通信に明らかにした。イレール氏はパリ・オペラ座バレエ最高位エトワールを射止めた元バレエダンサー。「このような状況ではとても平静に仕事ができない」とし、28日にも出国するという。
また、AP通信によるとモスクワのメイエルホリド国家芸術センターで監督を務めるエレーナ・コワルスカヤ氏も24日、「殺人者のために働き、彼から給料をもらうことなどできない」とフェイスブックに書き込んでプーチン大統領を批判。辞職することを明らかにした。