明け方の空に突然、爆音が響いた。24日に始まったロシアによるウクライナ攻撃は、キエフや他の主要都市をほぼ同時に空から急襲し、続いて地上侵攻する大規模なものとなった。欧米はロシアを強く非難し、制裁を強化する構えだが、侵攻をすぐに止める効果的な手段はみあたらない。
24日早朝、朝日新聞記者が滞在する首都キエフでは、中心部と反対側にあるドニエプル川の左岸方向から数分おきに爆発音が聞こえた。「ズーン」「ズーン」という低い音が暗闇の中で断続的に続いた。
軍事施設に近いキエフ郊外の国際空港の周辺が空爆を受けたとみられる。地元市長はSNSに動画を投稿し「無人機による攻撃だ。軍が迎撃システムで対抗している」と述べた。
中心部に着弾、市民犠牲の街も
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