殺人犯は? 走る列車でゲーム 平筑鉄道が利用客開拓へ実証事業

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遠山武
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 参加者同士の会話で謎を解くゲーム「マーダーミステリー」を走る列車の中で行う実証事業が11日、平成筑豊鉄道(本社・福岡県福智町)であった。新型コロナ対策の国の補助を活用し、イベントによる新たな鉄道利用者を発掘しようという試みだ。

 マーダーミステリーは、殺人犯を推理するゲーム。参加者が事件の登場人物となり、一人ひとりに役が割り振られる。うち一人は犯人役。会話をしながら誰が犯人かを探り、犯人役はばれないように振る舞う。

 中国などで流行し、最近は日本でも人気が出ているという。テーブルに着いた人が対面やオンラインで参加できる専門店もある。

 今回のゲーム名は「炭坑の残り灯」。沿線は旧産炭地で、田川伊田駅(田川市)―犀川駅(みやこ町)を往復する車内で、炭鉱にまつわる事件が起きる設定だ。

 初日の11日は30代前後の男女20人が参加。臨時列車にスタッフと一緒に乗り、LINEのアプリで謎解きの情報を得たり、窓外の景色を楽しんだり。

 「殺人事件」は折り返しの駅ホームで発生した。

 一般の参加者とは別に交じっ…

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