第2回野党共闘の先進地、崩れたバランス 参院選へ立ちはだかる三つの壁
横山翼
衆院選後、見直し論が続く野党共闘。2016年、19年の参院選1人区で連勝し、21年衆院選でも共闘によって4勝2敗の実績をあげた「先進地」新潟でも壁にぶつかっている。
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立憲民主党と国民民主党の最大の支援団体・連合が、支援政党を明記しない参院選運動方針案を出しました。両党への影響や野党共闘をめぐる動きについて3回にわたってお伝えします。
「連合新潟としていつ推薦するか。連合本部で1人区に対してかなり厳しい条件が出ている」
1月15日夜、新潟市のホテルで開かれた立憲民主党新潟県連の臨時大会。夏の参院選で改選を迎える森ゆうこ参院幹事長らが並ぶなか、連合新潟の牧野茂夫会長は、半年後に迫る参院選の対応を決められない苦しさをあいさつで吐露した。
「パンドラのふた開けた」頭抱える連合幹部
牧野氏が触れた「厳しい条件…