不正車検の疑い トヨタ販社の元副店長ら10人を書類送検

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高絢実
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 トヨタ自動車の系列販売会社で車検の不正が相次いだ問題で、愛知県警は8日、最初に不正が発覚した「ネッツトヨタ愛知プラザ豊橋」(同県豊橋市)の元副店長と整備士の計10人を道路運送車両法違反などの疑いで書類送検し、発表した。「検査に要する時間を短縮するため」などと容疑を認めているという。

 法人としてのネッツトヨタ愛知(名古屋市昭和区)も道路運送車両法違反の疑いで書類送検した。

 一連の問題で関係者が書類送検されたのは初めて。トヨタ系販売会社では、15社16店舗で計6659台の不正車検が発覚し、このうちプラザ豊橋店分は8割近くを占める。

 交通捜査課によると、送検容疑は、元副店長らは2018年12月~21年1月、プラザ豊橋店で受け付けた車両について、法定の点検や整備、検査を正しく行わず、保安基準に適合するとうその適合証を作って国土交通省の中部運輸局愛知運輸支局に提出するなどして、車検を通したというもの。

 中部運輸局は昨年3月、同店…

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