西九州新幹線の発車メロディーを発表 JR九州 今秋開業の5駅

加藤裕則
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 JR九州は27日、今秋、開業する西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の停車駅のホームで流れる発車メロディーを発表した。作曲したのは、フュージョンバンド「カシオペア」の元キーボード奏者で鉄道好きでも知られる向谷実(むかいやみのる)さん。各駅が持つ歴史や風土、将来像をイメージしたという。

 開業するのは佐賀、長崎両県にまたがる66キロで、駅は五つ。朱塗りの楼門で知られる武雄温泉駅では、中国大陸を感じる旋律。初の鉄道駅となる嬉野温泉駅では、明るく喜びのあるテイストにした。

 新大村駅は新興住宅など新しい魅力を表現したポップな曲で、諫早駅は半導体工場など発展する産業をイメージしたモダンな感じに仕上げた。長崎駅では、大浦天主堂の鐘の音などを入れた。

 向谷さんはこれまでにも、九州新幹線熊本駅など同社の18駅の発車メロディーなどを手がけている。この日、福岡市での記者会見に出席し、「発車メロディーを旅の思い出として受け取ってほしい」と語った。

 5駅のメロディーは動画サイトのYouTubeでも公開している。URLはhttps://youtu.be/5NXaAF-agEE別ウインドウで開きます

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