救急搬送困難事案、第5波を上回る 1週間で過去最多の4151件
吉沢英将
総務省消防庁は18日、救急車を呼んでもすぐに搬送先が決まらない「救急搬送困難事案」について、16日までの1週間で4151件あったと発表した。新型コロナウイルス感染の「第5波」のさなかだった8月中旬の3361件を上回り、過去最多となった。
このうち、体温が37度以上で呼吸困難の症状などがあるコロナ感染が疑われる搬送事案は1031件。最多はこれまで週1679件となっている。
地域別では東京消防庁管内2149件(うちコロナ疑い475件)が最多で、大阪市消防局管内352件(同74件)、横浜市消防局管内209件(同95件)などと続いた。