西川貴教「コロナ禍でも進化を」 肉体改造、音楽活動への思い

村上尚史
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 アーティストの西川貴教がこのほど、朝日新聞の単独インタビューに応じた。コロナ禍で失意に沈んだが、意識を変えるターニングポイントにした。肉体改造、自身の音楽活動にもつながる思いを語ってくれた。

 昨夏、自らが主催した大型イベントなどが中止となり、途方にくれた。

 スケジュールは白紙に。周りのスタッフをどう食べさせていけば……。

 「落ち込みました。でも、周りにその姿を見せちゃいけない」。自らを奮い立たせるため、「良くも悪くも、体一つで挑んだ」。

 昨年11月、筋肉の美しさを年代別に競う「ベストボディ・ジャパン」に出場。30人以上の中から、モデルジャパン部門ゴールドクラス(50~59歳)で2年連続で優勝した。

 一般枠でエントリー。有名人だからといって、特別な計らいはなかった。

 朝並んで自分でゼッケンをもらい、会場の隅にマットを敷いて、そこで出番を待っていたという。

 「なんでいるの!?とほかの方が驚いていた」と笑う。

 元々体は鍛えていたが、わずか1カ月ほどの過酷な調整での優勝。数カ月かけて準備した一昨年の栄冠とは違い、「大変だったし、恐怖心もあった。でも、新しい経験を積み重ねることが出来た」。

 コロナ禍で先行きは見通せないが、いまの状況でどう過ごすのかで生き方は変わるかも、と感じている。

 例えば時間の使い方。夜の外出を控えるようになったことで、午前中をうまく利用している。「朝からレコーディングをしよう、とか」。その分、夜に好きな時間が作れるという。

 「感染症なんて起きて欲しくなかった。でも、このタイミングに合わせながら進化できたら、と思っています」村上尚史

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