ソニー、EV量産の検討表明 今春に新会社設立
ラスベガス=神山純一
ソニーグループは4日、電気自動車(EV)事業を担う新会社を今春設立し、EVの量産化を検討すると発表した。米国のラスベガスで開かれている技術見本市「CES」で、吉田憲一郎社長が記者会見して表明した。
社名は「ソニーモビリティ」で、本社は日本に置く予定。ソニーは2年前のCESで試作車「VISION―S(ビジョンエス)」を初公開し、開発を続けてきた。同時に公開した新たな試作車のSUVには、自動運転技術を搭載。センサーを約40個つけ、高速通信規格「5G」で通信できるようにする。
従来は試作車については市販の計画はないとしていたが、「センサー技術やエンターテインメントのノウハウを活用できるため、(市販車としての)開発を検討する」(ソニーグループ)としている。
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- 【視点】
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