「君ならどっちでも」 コーチに背押された宇野昌磨、けが乗り越えた
坂上武司
フィギュア・全日本選手権(12月24日)
状態は決して万全ではない。その中でも、宇野昌磨はきっちりとやるべきことをやってのけた。演技を終えた後に振り下ろした右拳が、それを物語っていた。
「朝の公式練習や昨日の練習からすれば、もっと悪い演技をしてしまう可能性もあったが、今(できる中で)のいい演技ができた」
冒頭の4回転ジャンプはもともとフリップの予定。難度の低いサルコーに変更する考えもあったが、ステファン・ランビエル・コーチに宿泊するホテルの部屋でこう言われたという。
ケガを抱えながら見せた心意気。宇野昌磨のSPを解説します
「君ならできる。サルコーで…