ヘラサギ飛来 出雲の宍道湖岸
大村治郎
渡り鳥で日本への飛来数の少ない冬鳥・ヘラサギが、島根県出雲市斐川町の宍道湖岸に飛来した。松江市の全日本写真連盟会員、乙社(おつこそ)賢一さん(73)が16日、撮影した。
ヘラサギは全身白色のトキ科の鳥で、しゃもじのような形のくちばしが特徴。乙社さんによると、8羽が毛づくろいをしたり、えさを探したりしていたという。
くちばしを羽毛の中に入れて休むヘラサギがくちばしを出すのを待ち、小雨の中で約1時間半かけて、600ミリの望遠レンズで撮影した。乙社さんは「8羽もまとまったヘラサギを撮るのは初めて。日本画のような雰囲気が印象的だった」と話した。