大阪市議の定数2~8減案 維新が自・公にたたき台示す

維新

[PR]

 大阪市議会の最大会派の大阪維新の会は、現在83の議員定数を2~8減らして75~81にする案を「たたき台」として公明、自民両会派に示した。2020年国勢調査の結果を踏まえ、人口の少ない選挙区の方が議員定数が多い「逆転現象」の解消と「一票の格差」の是正を図る。

 維新は他会派との協議を経て定数見直し案を固め、来年2月開会の定例市議会に提出したい考えだ。2023年の市議選で導入を目指す。

 国勢調査の結果によると、市内24選挙区のうち逆転現象が起きているのは西成区と港区。定数4の西成区の人口は約10万6千人なのに対し、定数3の鶴見区は約11万3千人、阿倍野区は約11万1千人、都島区は約10万8千人。定数3の港区は約8万1千人だが、定数2の天王寺区は約8万2千人となっている。

 維新のたたき台では、西成区の定数を1減の3、港区を1減の2として逆転現象を解消し、他に最大6区でも各1減として一票の格差を是正するとしている。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません