コロナ禍で増える、いろいろ自販機 宮崎では本格派コーヒー豆が登場

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平塚学
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 コロナ禍を受け、全国各地で変わり種の自動販売機が出てくる中、宮崎市にコーヒー豆の自動販売機が登場した。豆の品質にこだわる市内のカフェのオーナーが設置。飲食店から客足が遠のく状況を逆手に取り、顔を合わせずにいつでも買ってもらえる気軽さで多くの人においしいコーヒーを知ってもらいたいと願う。

 全国ではラーメンやギョーザ、エビフライなど冷凍・冷蔵食品を中心に自販機で売るスタイルが広がる。コロナ禍で打撃を受けた飲食店が自販機に活路を見いだした。時短営業中でも24時間販売でき、客も非接触というメリットがある。

 コーヒー豆の自販機は、県庁本館などが立ち並ぶオフィス街の「ロッサ焙煎(ばいせん)所」(同市旭1丁目)の店頭にある。価格はコーヒー豆1袋(100グラム)が900円、1杯分のドリップコーヒーのパックが入った紙コップが200円。牛乳を注いで自宅でカフェラテを作るエスプレッソの瓶(275ミリリットル)が1600円。すべて店で買う場合と同じ値段。今後は一定の期間ごとに陳列する豆の種類を変えていくという。

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