カニやふぐ…サイト登録で人気 福井・敦賀のふるさと納税、過去最高

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佐藤常敬
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 福井県敦賀市ふるさと納税が「大豊漁」だ。今年度の寄付額は50億円を見込み、過去最高だった昨年度の約34億円を大きく上回る見通し。カニなど魅力ある日本海の幸を返礼品にそろえていたところに、2年前の納税サイトへの登録が人気に火を付けた。市の担当者も「敦賀を売り込むチャンス」と声を弾ませる。

県内2位の坂井市引き離す

 敦賀市(人口6万人強)への昨年度の寄付額は約34億2千万円。県内2位の坂井市(同9万人強)の約12億9千万円を大きく引き離して過去最高だった。今年は11月時点で20億円を超え、敦賀市は年度内に50億円に達するとみている。

 ふるさと納税が想定を上回る勢いになったため、寄付が増える年末を前に、市は12月補正予算案に追加の返礼品の経費を計上した。

 市は2017年度、地元のファンづくりや特産品のPRを目指し、返礼品が自由に選べる仕組みを導入。生ズワイガニやむきエビ、敦賀ふぐや敦賀真鯛など、返礼品には海産物をずらりと並べた。17年度は1億2550万円、18年度は1億7699万円と1億円台で推移していた。

 寄付が増えたきっかけは19年、海産物など食料品に強い「楽天ふるさと納税」にサイト登録したことだ。19年度は6億2738万円に増加し、20年度は前年度から5倍の34億2395万円になった。

 市は、コロナ禍による巣ごも…

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