新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大で、外国人の新規入国の一時停止などの水際対策強化策がスポーツ界に大きな影を落としている。オランダ遠征を終え1日に帰国したサッカー女子日本代表(なでしこジャパン)の選手たちは14日間の隔離を余儀なくされ、4日に予定されていた国内リーグ「WEリーグ」5試合の延期が決まった。大阪で9日に開幕するフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルなど、国際大会の見通しも不透明だ。
スポーツ庁は昨年11月以降、オリンピック(五輪)・パラリンピックの選手を中心に、一定の条件を満たせば、入国後14日間の自主待機期間中でも、4日目以降は試合出場などを認める特例措置を取ってきた。
しかしスポーツ庁国際課によると、今回は「現時点では何も決まっていない」。なでしこジャパンについては、取り急ぎ政府の方針に合わせ、特例措置の適用を停止したという。
スポーツ庁の担当者は「北京五輪・パラリンピックに向けて特例を認めるか、まさに話し合っているところ。なるべく早く方針を決めたい」とするが、同庁幹部は「内閣官房に特例措置を求めているが、かなり厳しいという空気は漏れてきている」と言う。
冬季競技では、スピードスケ…
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