「関西スーパーマーケット」とエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの統合計画に黄信号がともった。神戸地裁が22日、差し止める仮処分の決定を出し、手続きに疑義を唱えていた「オーケー」の主張を全面的に認めた。株主総会で決まった上場企業同士による統合に司法がブレーキをかけるのは異例だ。
仮処分申請で争われたのはある株主が投じた「白票」の扱いだった。
神戸地裁の決定文や総会検査役の弁護士の報告書などによると、山口県でスーパーを経営する法人株主が、統合に賛成する委任状を事前に出した上で、総会会場では「棄権」とみなされる白票を投じた。
意見書を出した東大教授(会社法)は
会場での集計作業は難航し…
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