夕張のスキー場、来月再開へ 新運営会社長「夕張には将来性ある」

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斎藤徹 松尾一郎

 昨年12月末に経営破綻(はたん)した北海道夕張市のホテル・スキー場運営会社「夕張リゾート」を引き継いだ「夕張リゾートオペレーション」(夕張市)が、閉鎖中の「夕張マウントレースイスキー場」と宿泊施設「合宿のやど ひまわり」を来月18日から再開する。18日、同社が夕張市で会見して明らかにした。

 鄭剣豪(ていけんごう)社長は「夕張には将来性がある。スキー場を中核に、将来は周辺施設も充実させ、夕張の地域活性化、経済発展に貢献したい」と意欲を語った。

 鄭氏は中国人実業家で、日本で貿易業や観光業を営む。鄭氏によると、スキー場と宿泊施設3棟を所有する「夕張リゾートホールディング(HD)」の経営者と面識があり、鄭氏に経営再建の相談を持ちかけた。鄭氏は現地視察後、「スキー場の環境が素晴らしく知名度も高い」と判断し、今年3月に運営会社を設立。8月には夕張HDと業務委託契約を結んだ。

 資本金は1千万円で、スタッ…

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