福山城のジオラマがお出迎え JR福山駅で除幕式

蜷川大介
[PR]

 【広島】築城400年を来年迎える福山城のジオラマが3日、JR福山駅構内にお目見えした。制作した福山工業高校建築科3年生6人が除幕をして祝った。

 ジオラマは幅、奥行きとも約2メートル。天守の東西南側を内堀、外堀が囲む様子をプラスチックや木材、紙などで再現している。

 市などによると、もともと約4年前に同校生が3メートル四方の大きさで制作し、福山城博物館に展示されていた。同館が来夏のリニューアルに向けて、昨夏から長期休館中のため、同校の後輩にあたる6人が「駅に展示できないか」と市に相談し、展示しやすい大きさに改修したという。

 この日、福山駅で催された「山陽線130周年」の記念イベントに合わせて除幕式があり、同校の中村天馬さん(18)が「ジオラマを見た人が福山に興味を持ってもらえると思うとワクワクします」とあいさつした。少なくとも来春まで福山駅の新幹線改札口内に展示され、訪れる客を出迎える。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
蜷川大介
高知総局
専門・関心分野
事件、司法、地方自治。過疎・人口減の取材も進めます。