山本太郎氏、比例で国政復帰したが…共闘、れいわにメリット薄い?

2021衆院選れいわ

北見英城
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 「野党共闘」に加わったれいわ新選組は、比例東京ブロックで議席を獲得し、山本太郎代表が国政復帰を果たした。

 2019年夏の参院選は、重度障害者2人を優先的に当選できる「特定枠」にし、比例区で228万票を獲得する「れいわ旋風」となった。ただ、山本氏は当選できず影響力が低下。今回の衆院選では勝敗ラインを「1議席」に設定した。

 当初めざした、東京8区から野党統一候補として立候補することは、他党とのあつれきが生じたことを受けて見送った。しかし、選挙戦では立憲や共産の公認候補者の応援演説にも入り、野党共闘を積極的にアピールした。

 ただ、野党共闘で一本化された選挙区のうち、れいわの候補者が残ったのは1選挙区のみ。山本氏も野党共闘について「政党としてのメリットはない」と不満をあらわにする。選挙戦でも「与党からも野党からも嫌がられる、空気を読まない国会議員が必要だ」と繰り返し訴えており、国政復帰後も他の野党と足並みをそろえるかは不透明だ。(北見英城)

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