第12回「中国に親しみ感じない」最多は自民、共産3→21% 朝日東大調査

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菅原普

 衆院選の各党の候補者の多くが中国に親しみを感じていない――。朝日新聞社と東京大学・谷口将紀研究室の衆院選候補者への共同調査(回答率93%)で、他国への親しみを尋ねたところ、そんな結果が明らかになった。領土交渉が停滞するロシアへの親近感も薄らいでいる。

 調査では、親しみを感じる国・感じない国をそれぞれ三つまで尋ねた。感じない国として中国を挙げた候補者は、主要政党でみると6%の公明、7%の社民(いずれも19年0%)をのぞく党で、国交のない北朝鮮に次いで多かった。特に自民は41%(19年26%)と最も多く、共産21%(同3%)も大きく増えた。その他はN党32%、維新19%、れいわ18%、立憲17%で、19年参院選と比べてもほぼすべての党で増えている。

 また日本にとって中国は脅威…

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