意見言ってもいいの? 伊藤詩織さんら招き学生がトークイベント

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宮野拓也
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 個人が意見を発信することの意義について考えるトークイベント「『私』から語る世界のこと」が今月、北九州市立大学であった。同大の大学院生らが企画。ジャーナリストらを招いて討論しながら、周囲に流されずに考えたり、発信したりすることについて議論した。

 登壇したのは、映像ジャーナリストの伊藤詩織さん、東京新聞記者の望月衣塑子さん、映画「i(アイ)―新聞記者ドキュメント」で望月さんや伊藤さんを撮影した映画監督の森達也さんの3人。

 人類学を専攻する同大大学院2年の緒方良子さんがイベントを企画した。「自分の意見を発信する時に感じる『ためらい』をどう超えたらいいのか」との思いから、批判を浴びても発信を続けている3人に聞いてみたいと昨年オンラインで初開催。森さんから「1回では話し尽くせない」と言われたことを受けて、2度目の開催の準備を進めてきた。

 イベントは2日間。22日は「i」と、伊藤さんが監督したドキュメンタリー「『聞こえる世界が“普通”ではない』―ろう者の俳優が描く『カラフル』な世界」を上映した。

 23日は3人と、緒方さんら北九州市立大学の学生5人が登壇して議論。約100人が参加し、オンラインでも約340人が視聴した。

 学生たちは日ごろ抱えている…

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