蒸気機関車D51が11カ月ぶり雄姿 JR山口線「SLやまぐち号」

高橋豪
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 JR山口線で23日、蒸気機関車(SL)による観光列車「SLやまぐち号」の運行が約11カ月ぶりに再開され、長門峡鉄橋などを黒煙を上げて走った。

 デゴイチの愛称で知られる「D51」の200号機は定期検査で台車の亀裂や傷を修復し、汽笛の音や黒光りの車体は健在だ。広島県東広島市から家族3人で乗りに来た高尾涼矢君(3)は「かっこいい」と、初めてのSLに見とれていた。

 12月19日までの毎週土曜・日曜に新山口(山口市)―津和野島根県津和野町)間を1往復する。

 山口線では「D51」の定期検査中、ディーゼル機関車DD51による「DLやまぐち号」を運行していた。もう一つの主力蒸気機関車で「貴婦人」の愛称を持つ「C57」は、昨年10月の運行中に異音が発生して以来、修理が続いている。

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この記事を書いた人
高橋豪
経済部|電機・製造業担当
専門・関心分野
モビリティー、インフラ、観光、中国語圏