ちばてつやさん、吉永小百合さんら出品 芸術支援へオークション
漫画家のちばてつやさんやデザイナーのコシノジュンコさんら文化功労者と日本芸術院会員が寄付する作品などによるチャリティーオークションが、10月22日にインターネットで開かれる。売り上げは新型コロナウイルスの影響で苦境にある文化芸術団体などの支援に充てられる。
作品などを提供するのは27人で名だたる顔ぶれがそろう。ちばさんの色紙、コシノさんのモード画のほか、画家・野見山暁治さんの版画、建築家・伊東豊雄さんのドローイング、漫画家・萩尾望都さんのイラストやサイン本などが出品される。
色紙や市川崑監督作品のDVDボックスを提供する俳優の吉永小百合さんは出品にあたって「初めて市川崑監督の演出を受けた『細雪』から40年近い年月が経ちますが、映画は50年、100年と観(み)た方の心に残る文化だと思います。是非この機会に観ていただきたいと願って居ります」とコメントしている。
文化庁が、文化功労者や日本芸術院にチャリティーオークションへの協力を呼びかけた。自身も文化功労者で作曲家の都倉俊一長官も、サイン入りCDボックスを提供した。
売り上げは、コロナ下の文化芸術支援のため、日本芸術文化振興会の「文化芸術復興創造基金」の資金に充てられる。基金は民間からの寄付を元に助成活動をする目的で昨年5月に創設されたが、寄付額が伸び悩んでいた。
オークションは手織技術振興財団が主催、アート東京が運営するオンラインオークションサイト「arTradition」(https://www.artradition.jp/)で22日午後6時から開かれる。入札には事前の会員登録が必要。
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