岸田首相、再調査に改めて否定的見方 河井氏側への1億5千万円

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 2019年の参院選広島選挙区で、自民党本部による河井案里氏=公職選挙法違反(買収)の罪で有罪判決が確定、参院議員を失職=側への計1億5千万円の資金提供について、岸田文雄首相は15日夜に首相官邸で記者団の取材に応じ、「すでに領収書など必要書類を添えたうえで広島選管、総務省に報告されている」などと述べ、改めて再調査に否定的な見方を示した。

 1億5千万円の資金提供をめぐる問題では、同党の甘利明幹事長が3日のNHKの番組で、「再調査する考え方はない。これは(岸田文雄)総裁がはっきりおっしゃっている」と述べていた。

 首相は記者団から改めて調査の有無について問われると、総務省に報告したことなどを理由に「幹事長も了とし、私も了としている」と説明した。「再調査しないという理解でよいか」と重ねて問われると、「いま申し上げた通りだ。幹事長も私も了としている」と繰り返した。

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