エヴァ声優が一日駅長 徳山駅周辺でサブカル祭典
高橋豪
アニメや漫画などサブカルチャーの催しを集めた「萌(も)えサミット」が10日、山口県周南市のJR徳山駅周辺で開かれた。キャラクターに扮したコスプレイヤーの撮影や地元アイドルのステージ、声優のトークライブなど、多くの人出でにぎわった。
徳山駅では、今年完結したアニメ「エヴァンゲリオン」シリーズでアスカ役を務めた声優の宮村優子さんが一日駅長に就任。新幹線の駅構内アナウンスをした後、ホームで「出発進行!」と元気よく発車合図を出した。
徳山駅の印象については「海と工場のコラボがかっこいい」。今年公開された映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の作中で描かれ話題になった「(JR宇部線の)宇部新川に行ってみたい」と話すと、ホームを埋め尽くしたファンらから拍手がわき起こった。
萌えサミットは「エヴァンゲリオン」のアニメーター貞本義行さんが周南市出身であることにちなみ、2011年に始まって今年で10周年。実行委員長の大庭信介さん(46)は「『エヴァ』が完結した年に節目を迎えられ感慨深い。始まった当初は反発も強かったが、徐々に手伝ってもらえる団体が増え、地域の連携が実感できている。今後は海外の方にも来てもらえるイベントにしていきたい」と話す。