宣言明けたけど…「もう限界」京の食を支える水産仲卸、巨額の借金も
大貫聡子
コロナ禍で、飲食店に魚を卸す京都市中央卸売市場第一市場(京都市下京区)の水産仲卸業者が危機に直面している。飲食店の休業が長引き、魚を仕入れても卸し先がない状態が続いていたためで、廃業を考える業者も出始めた。
緊急事態宣言が解除された1日、水産仲卸業者が入る新水産棟は買い付けに来た人たちでにぎわっていた。
「宣言が明けて、少し注文は戻ったけど、平常時のまだ半分程度やわ」
1927年の中央卸売市場開…
【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら