敦賀駅工事見学「すごい」 小学生興奮 福井
佐藤常敬
2024年春の北陸新幹線敦賀開業に向けて整備が進む敦賀駅東口などの工事現場を、福井県敦賀市立中央小の3年生児童約90人が先月28日に見学した。地元の人に工事の現状を見てもらい、開業の機運を盛り上げようと、建設を担う鉄道・運輸機構と市が企画した。子どもらは、工事のスケールの大きさに、興奮していた。
東口にできる駅舎は先月、本格工事が始まり、開業1年前の23年2月にお披露目される予定だ。この日児童らは、機構の職員の案内で、在来線との乗り換えや、新幹線の乗降車のホームなどができる高さ約21メートルの3階建ての高架橋や、新たな玄関口になる駅東口棟の工事現場を見て回った。
体育館を3館いっぱいにできる土を運んで駅周辺の地盤を作っていくなどのエピソードが披露されると、子どもたちは驚いていた。見学した林奏さん(9)は「すごい工事。完成したら新幹線に乗って金沢に家族旅行したい」と話した…