前埼玉県知事の上田参院議員、10月上旬にも新党結成意向

鬼原民幸

 前埼玉県知事の上田清司参院議員(73)が、10月上旬にも新党を結成する意向を示した。複数の国会議員や首長経験者らが参加する見通しだが、「国会議員5人」などの政党要件を満たす見通しは立っていない。

 上田氏は無所属で、国民民主党との共同会派に所属している。今年7月の東京都議選以降、共産党との野党共闘を進める立憲民主党と一線を画す「中道政党」を模索していた。

 上田氏は朝日新聞の取材に「野党共闘によって自民と共産の候補しかいない選挙区もあり、有権者の選択肢がなさ過ぎる」と語り、自共対決となる衆院の小選挙区を中心に候補を擁立する考えを示した。

 8月に新党結成について議論した会合には、前回衆院選で小池氏が率いた「希望の党」から当選した4人の衆院議員が出席していた。そのうちの1人、笠浩史氏は今月、立憲に入党しており、「上田新党」の支持がどこまで広がるかは不透明だ…

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この記事を書いた人
鬼原民幸
大阪社会部|社会サブキャップ
専門・関心分野
国内政治、外交安全保障、社会保障政策