ヨシとジョー、最後の会談10分 首相に米大統領「退任後も助言を」

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ワシントン=戸田政考

 日米豪印4カ国(クアッド)首脳会談のため訪米した菅義偉首相は24日午後(日本時間25日朝)、米首都ワシントンのホワイトハウスでバイデン米大統領と会談した。菅首相は2人の間柄を「ヨシ」「ジョー」と呼び合う仲とするが、退陣を間近に控えた首相に用意された会談時間はわずか10分間。妻ジル氏同席だった。

 約2時間にわたったクアッド首脳会談後、両首脳はホワイトハウスの別室に移り、菅首相とバイデン夫妻で「懇談」した。

 日本政府の説明によると、ジル氏は公務を繰り上げて600キロ以上離れた米デトロイトから駆けつけ、冒頭から同席。東京五輪の開会式に出席した際の菅首相夫妻のもてなしに謝意を示した。バイデン氏は「(首相は)非常に大きな存在。さびしくなる。退任後も助言を求めたい」と語った。これに対し、菅首相は友情への感謝とともに「今後も日米同盟の重要性に変わりはない」との考えを伝えたという。

 日本側は「他の首脳にはない…

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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2021年9月26日22時39分 投稿
    【提案】

    ヨシとジョー・・・。アメリカ人の感覚でいえば、下の名前で呼び合うのは、とりわけ「睦まじさの証拠」にはならない。特にジョー・バイデンのような性格の持ち主はすぐあだ名で呼びがちだ。   といいながら、日米のトップが親しい仲になるのは喜ばしいこ

    …続きを読む