地滑り被害の江南・田儀駅間、10月2日運行再開
大村治郎
島根県出雲市多伎町の国道9号で8月に発生した地すべりの影響で、運行を取りやめているJR山陰線の江南駅(出雲市)―田儀駅(同)間について、国土交通省松江国道事務所とJR西日本米子支社は24日、10月2日に運行を再開すると発表した。また同市多伎町多岐―大田市朝山町間で全面通行止めとなっている国道9号は10月中旬、片側交互通行での仮復旧を目指すという。
国道事務所やJR西日本、島根大、国立研究開発法人などの代表者でつくる「地すべり対策検討委員会」(委員長=河原荘一郎・松江高専教授)の2回目の会合が24日、松江市で開かれ、明らかにされた。国道9号の本復旧には今後、複数年かかる見込みという。