コロナ決別願いさよなら特集 三豊の鉄道博物館
福家司
開館3年目に入った香川県三豊市の鉄道博物館「Kトレインワールド」で、四国各地の廃止された路線や車両のさよなら運転などをテーマにした企画展「さよなら、最終関連展」が開かれている。
館内には、全国最短の路線として知られた国鉄小松島線の廃止(1985年)、四国で活躍したDF50形ディーゼル機関車のさよなら運転(83年)、特急形気動車キハ181系のさよなら運転(93年)などのテーマごとに、ヘッドマークやナンバープレート、行き先表示板(サボ)など木川泰弘館長のコレクションから約40点を展示している。
博物館は2019年9月に開館。しかし、20年以降は新型コロナウイルスの感染拡大でたびたび営業自粛を余儀なくされた。今回も8月28日から3度目の営業自粛に入っていたが9月18日から再開した。木川館長は「コロナからの決別を願い、さよなら特集を考えた」という。