新たな「名探偵コナン」列車が出発進行 4代目の色は茶色とオレンジ
石川和彦
JR山陰線を走る人気アニメ「名探偵コナン」のイラスト列車(2両編成)2種類のうち、「ピンク色車両」のデザインが一新され、鳥取―米子間で運行を始めた。
新たなイラスト列車は4代目。車体の色は米子側が茶色、鳥取側がオレンジになった。茶色はコナン、工藤新一ら探偵たちが、オレンジ色にはコナンの同級生で構成された少年探偵団が描かれている。内装では、トイレの入り口にコナンと探偵風衣装を身にまとった新一を配した。
イラスト列車は、県の「まんが王国とっとり」の建国を記念し、2012年度から運行されている。15年度に登場した「ピンク色車両」には、今月初旬までコナンや怪盗キッドがあしらわれていた。
18日にJR鳥取駅で出発式があり、平井伸治知事が「多くの方にコロナを乗り越え、コナン列車に出会って頂き、夢のある山陰線を楽しんでもらえれば」とあいさつ。佐伯祥一・JR西日本米子支社長らとともに、コナンの決めのポーズで4代目(米子行き快速とっとりライナー)の出発を見送った。
コナンが好きで、前日の報道公開のニュースを見て鳥取駅に来たという鳥取市の小学6年、野村茉由(まゆ)さん(11)は「本物は迫力があった。乗ってみたい」と話した。イラスト列車の運行日は県のホームページに掲載されている。