高松市の老舗料亭「二蝶」による「讃岐　美味の旅弁当」が、16日午前9時半からJR高松駅構内の駅弁店で販売される。香川県産の食材や郷土料理を中心に、讃岐の味覚を満喫できる。

　JRグループなどによる大型観光企画「四国デスティネーションキャンペーン（DC）」が10月から実施されるのを前に、駅弁店を運営するステーションクリエイト東四国が二蝶に商品化を依頼した。

　弁当には、かつて「ハレ」の日のごちそうだった「ばらちらし」をはじめ、郷土料理の「しょうゆ豆」「鰆味噌（さわらみそ）漬け」など12品目が彩りよく詰められている。二蝶の担当者は「デパートや道の駅では弁当を販売したことがあるが、駅構内では初めて。観光客だけでなく、地元の方にもぜひ味わっていただきたい」と話している。

　1個1350円。1日10個限定で、四国DCが終了する12月末まで販売を予定している。