テニスの4大大会、全米オープンで9日、車いす部門の男子シングルスで、先の東京パラリンピックで金メダルを獲得した国枝慎吾(ユニクロ)が初戦となる準々決勝でストレート勝ちした。また同日に発表された所属企業からの1億円の「ボーナス」について、驚きと共に喜びを口にした。
今月4日夜にパラリンピックの決勝を戦った後、休む間もなく6日にニューヨーク入りした。「全米が終わったら妻、そして家族と祝いたい。まずはこの大会に集中する」と語る通り、この日は主催者推薦で出場したケーシー・ラツラフ(米)を6―1、6―0で圧倒。連覇に向けて好スタートを切った。
ユニクロを展開するファーストリテイリングは9日、金メダルの特別報奨金として1億円を贈呈することを発表した。その理由として、「一般的なスポーツとパラスポーツの垣根を超える素晴らしさがあり、パラスポーツの地位向上、パラスポーツが純然たるスポーツビジネスとしても、十分に成立し得る可能性を示した革命的な出来事」と絶賛した。
破格のお祝いについて国枝は…