JR琵琶湖線快速半減、県などがJRの要望書

奥平真也
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 10月2日のダイヤ改定で運転本数が減るJR琵琶湖線の米原駅と長浜駅間について、滋賀県や県議会、県草津線複線化促進期成同盟会など計10団体は8日、JR西日本に対し、新型コロナウイルス収束後の本数復活などを求める緊急要望書を提出した。

 要望書では「減便の場合は利用者の利便性に配慮を」「コロナ収束後は速やかにダイヤの復活に向け取り組むよう努めること」などと求めた。三日月大造知事と富田博明・県議会議長が、オンラインで若菜真丈(まさたけ)・JR西日本京都支社長と会談し要望した。

 若菜支社長は「新型コロナ対策の移動制限が直撃しており、会社発足以来最大の危機」「輸送力と利用実績のギャップの大きい路線は見直しが不可欠」として、減便に理解を求めた。

 会談は冒頭以外は非公開。終了後、三日月知事は報道陣に、JRの利用を促進するプロジェクトチームの設置を提案したことを明らかにした。JR側から賛同を得たという。

 米原駅と長浜駅間は10月2日から、午前10時台から午後3時台の新快速がほぼ半減し、1時間に1本程度となる。

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