世界自然遺産保護の支援、CFで 奄美など7市町村実施

奄美通信員・神田和明
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 世界自然遺産に決まった鹿児島県・奄美大島の5市町村が、自然環境保護への寄付をインターネット上で募るクラウドファンディングを実施している。ふるさと納税制度を活用し、各自治体ごとに取り組みを設定した上で支援を求めている。

 「奄美・沖縄の世界自然遺産保護の取り組みを応援しよう!」という広域連携型プロジェクトで、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を使う。5市町村のほか徳之島の天城町と沖縄県竹富町も参加。目標額は7市町村で計2750万円。7月2日から始めた竹富町が今月29日までで、他は11月10日まで募る。

 各市町村の取り組みは、多発している希少動物の交通事故を防ぐ取り組みや、自然保護の学習会、山中の環境整備などさまざま。寄付額に応じて黒糖焼酎など特産品の返礼がある。

 奄美市の朝山毅市長は「世界の宝を守っていかなければならない。各市町村の取り組みに賛同し、世界自然遺産の島を支援してほしい」と話している。(奄美通信員・神田和明)

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