突然の休園、また子守しつつ在宅? 会社と交渉どうする

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田渕紫織 松本千聖
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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、保育園が休園したり、学校が休校したりするケースが増えています。感染拡大への不安から、通わせるのを控える動きも。

 働いている親が家で子どもをみなければならず普段のように働けなくなったとき、会社や上司にどう伝えるか。記者もひとごとではありません。

 どう対応すればいいのか。専門家に聞きに行くと、返ってきたのは「今は家族の安全と健康を優先してもいいのでは」というメッセージ。その上で、会社との交渉の仕方を教えてもらいました。

保育園で相次ぎ感染 「登園自粛」に

 記者の長女(4)が通う保育園では、8月中旬、感染者が2人続けて確認され、休園に。出社から在宅勤務に切り替え、同じく在宅勤務の夫と、長女の面倒を見ることにした。だが、互いに忙しい時間帯には相手をすることができず、長女は1日の多くをテレビを見たりおやつを食べたりしながら過ごしている。

 長女は濃厚接触者に該当せず、「登園自粛」に切り替わったが、「子どもの間でも感染が急拡大する中、登園させていいのかわからない」。仕事を休むことも考えたが、シフト勤務のため代役が必要だ。シフト以外の仕事もある。感染状況が落ち着き「大丈夫」と思えるまでにどれくらいかかるのかもわからず、会社にも相談しにくいと感じる。

山口理栄さんに聞く 会社とどう交渉する?

 どのように対応すればいいのだろうか。育児をしながらの働き方に詳しいコンサルタントの山口理栄さんに、助言を求めた。

 ――保育園や学校に子どもが…

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    仲村和代
    (朝日新聞社会部次長)
    2021年8月31日14時12分 投稿
    【視点】

     子育てに限らず、いろんな事情を抱えた人たちが職場で力を発揮するには、一律の対応ではなく、個別の事情を把握して柔軟に対応できるかどうかが鍵。そのためには、働く側が「自身の事情や要望を正確に伝える」ことも大事だと感じます。  でも、これがな

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